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神祇信仰と仏教の関係に止らず、大陸渡来の陰陽道・道教等をも含め、その複雑なからみ合いにより、どれもが純粋な形でありえなかった、日本の思想史研究は習合思想史研究であるとの立場より、既発表の25論文を修正・加筆し、前篇に広く、各種の思想・信仰を取扱った研究、後篇には公武権門の生活と信仰を中心とする研究を収めた、畢生の力作。
【目次】
前篇 思想・信仰の習合的展開
日本霊異記を通じてみた庶民の習合信仰
役小角について
わが国道教の受容とその展開
日本の薬師信仰
少彦名神の信仰とその習合的変転
平安京の行事とその都民生活
天神信仰の研究成果と課題
如意宝珠と八幡信仰
わが国如意宝珠信仰の歴史的展開
熊野修験と大峯奥駈け
山伏の食物
比良山の修験道
中世に於ける東大寺八幡宮
神仏習合の歴史的素地と三輪神道の形成
三輪流神道の伝書について
吉田神社と吉田神道
近世農村社会り神祇信仰
後篇 公武権門の生活と信仰
平安時代の物怪-『今昔物語集』を中心として-
王朝女流作家の信仰
変転期の政治家と陰陽道
後鳥羽院の教養と遊楽
武家の棟梁とその信仰
『洞院公定日記』について
西洞院時慶の生活と京都の文化
幕末の妙法院門跡
【著者紹介】(発行当時のものです)
村山修一(むらやま・しゅういち)
1914年大阪府生まれ。
京都大学文学部卒業。
博士(文学)。
愛知学院大学文学部教授・大阪女子大学名誉教授。
著書に『変革期の人傑』『日本先覚者列伝』『皇族寺院変革史』『安土桃山時代の公家と京都』『日本陰陽道史総説』『山伏の歴史』『天神御霊信仰』『神道文化の展開』など。
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