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古典索引刊行会編(内田賢徳・坂本信幸・西端幸雄・村田右富実・鈴木榮一共編)
このソフトウエアは、塙書房刊『万葉集CD-ROM版』および『万葉集索引』を基として若干の修正を施し、語彙索引、単漢字索引、歌番号索引を可能としたものです。
開発した検索ソフトウエアを用い、簡単に万葉の語彙と歌を検索することができます。
万葉集の全歌総語彙約16万件について、見出語句の他、訳文漢字、原文、自立語・付属語の別、および品詞や語性の検索も兼ねた索引で、その検索結果表示には、本文の原文、訳文表示、ひらがな表示など種々の選択が可能です。
また単語だけでなくその単語を含む歌自体の表示が可能で、その検索結果はアイコンでコピーすることにより、直ちにワープロに送ることができ、ファイル出力も可能です。
また検索条件を20件まで記憶できる「お好み検索登録」機能を備えています。
先駆的索引として、今後の万葉集研究に不可欠のアイテムです。
『補訂版 万葉集 本文篇』『万葉集 訳文篇』『万葉集索引』『万葉集 CD-ROM版』とともに、最も信頼されるテキストとなっています。
古典索引刊行会によるラインナップ
『万葉集索引』
『万葉集 CD-ROM版』
『万葉拾穂抄 Ⅰ』
『万葉拾穂抄 Ⅱ』
『万葉拾穂抄 Ⅲ』
『万葉拾穂抄 Ⅳ』
【推薦のことば】
いまもとめられる総索引の刊行をよろこぶ
神野志 隆光(東京大学大学院教授)
塙書房から、このたび『萬葉集電子総索引』(古典索引刊行会編)が刊行される。さきに木下正俊『萬葉集CD-ROM版』(2001年)を刊行したのに続く電子版である。塙書房の『萬葉集 本文篇』(佐竹昭広・木下正俊・小島憲之。補訂版1998年、初版1983年)は、もっとも信頼できる『万葉集』テキストとして長く、広く用いられている。その補訂版をもとにCD-ROM版がつくられ、さらに、『萬葉集索引』(古典索引刊行会編、2003年)がなされ、今回の電子総索引となったのである。
1929年の『萬葉集総索引』が『万葉集』研究の飛躍をもたらしたことは知られるとおりである。『萬葉集大成』に組み込まれ、単行本としても刊行されて、広く利用されてきたが、本文および注釈研究の進展をとりいれた、あたらしい総索引がもとめられてもきた。2003年の『萬葉集索引』はこれにこたえたものであった。そして、状況は電子化を必須のものとしている。現在web上には、『万葉集』テキストもあり、検索システムも提供されている。こうした状況のなかだからこそ、いま、もっとも信頼できるテキストによる、CD版、電子総索引がなされることの意義はきわめておおきい。ことは、なによりテキストの信頼性にかかるのである。
この『萬葉集電子総索引』は、テキストの信頼性にくわえて、高い有用性が特記されよう。ここには「単漢字索引」「語彙索引」の二つの検索メニューを備える。「単漢字索引」は、漢字原文の検索を一字単位でおこなうものだが、部首や画数、漢字音を利用して難字の入力が容易になっている。一方、「語彙検索」は訳文の漢字からもひらがなからも検索可能であり、原文の検索もできる(こちらは一字でなく複数字の検索も可能になっている)。有用性は、検索条件の設定にある。完全一致・部分一致の別とともに、「または」「かつ」によって複数同時検索が可能であり、自立語・付属語、活用語・非活用語、品詞、語性(枕詞・ク語法など)の条件を加えて絞りこむことができるようになっている。条件無しでは大量に出てきてしまうような一般的な語についても、実用的に対応することができるのであるが、たぶん、部分一致で広く検索した結果を見たうえで、条件を加えて完全一致で絞り込むというやりかたをとることになるだろう。
検索結果はクリップボードにコピーすることもファイル出力することも可能であり(訳文でも原文でも)、きわめて使いやすい。テキストファイルに出力されるものをフォルダのなかに並べて自家製の万葉集用例辞典がつくれるという仕儀だ。また、歌集名による検索では、たとえば「人麻呂歌集」とだけ指定して検索し、結果をファイルに出力すれば、人麻呂歌集歌一覧ファイルができる等々。つかい勝手はそれぞれに工夫され、それが交換されていっそう有用化してゆくことであろう。そら恐ろしさも覚える便利さであるが、かつての総索引とはべつな現在の総索引のすがたを見るとともに、これが駆使されて新たな研究の発展がもたらされることを予感する。
『萬葉集 本文篇』『萬葉集CD-ROM版』『萬葉集索引』、そして『萬葉集電子総索引』と、塙書房の『万葉集』に対する功徳にあずかれることがうれしく、そのことを共有できればなおうれしく、この電子総索引の刊行をよろこび推薦したい。
【必要なシステム構成と推奨動作環境について】
・OS :Microsoft(R) Windows XP 日本語版
・CPU :Intel(R) Pentium Ⅲ800MHz 同等以上
・Memory :256MB以上 (512MB以上を推奨)
・HDD :1GB以上の空き容量
・画面解像度 :XGA(1024×768ピクセル)以上
・CD-ROMドライブ
【参考:検査済み動作環境について】
[OS構成]
Microsoft(R) Windows XP の以下のエディション
・Home Edition
・Professional
*すべて32bit版以上
*すべて日本語版
Microsoft(R) Windows Vista の以下のエディション
・Home Basic
・Home Premium
・Busines
・Ultimate
*すべて32bit版以上
*すべて日本語版
Windows7,8,8.1,10においても動作しますが、保証外です。
[ハードウェア構成]
CPU :Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU E8400 3.00GHz
Memory :2GB
HDD :120GB S-ATA
GPU :GeForce 8600
VRAM :256MB
【編者紹介】(発行当時のものです)
内田賢徳(うちだ・まさのり):京都大学大学院教授
坂本信幸(さかもと・のぶゆき):奈良女子大学大学院教授
西端幸雄(にしはた・ゆきお):大阪樟蔭女子大学教授
村田右富実(むらた・みぎふみ):大阪府立大学教授
鈴木榮一(すずき・えいいち):万葉情報システム調査会
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