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反戦・平和論者としての武者小路実篤が、なぜ米英等との戦争を支持・礼讃したのか。
実篤と家族ぐるみで親交の深かった著者が、実篤研究の問題点や思い出、そして実篤をめぐる人々について、熱く語る。
【目次】
Ⅰ 武者小路実篤とその時代
一 武者小路実篤における平和と戦争
付録 武者小路実篤『ある青年の夢』について
二 武者小路実篤と乃木希典
三 『肉弾』の著者のみた乃木希典と新しき村
Ⅱ 武者小路実篤研究の問題点
一 『人間万歳』について
二 武者小路実篤の周作人あて書簡について
Ⅲ 武者小路実篤の思い出
一 武者小路先生の訪欧歓送会
二 雪舟「山水長巻」と先生
三 牟礼時代の武者小路先生
四 武者小路先生と竹久夢二
五 奈良と武者小路先生
六 「よかったら」と杉の林
Ⅳ 武者小路実篤をめぐる人々
一 杉山正雄さんと日向の「村」
二 梨と彼岸花
三 歴史学者坂本太郎先生と「新しき村」
四 想い出の岸田劉生の画
五 志賀直哉の名と『論語』
六 武者小路実篤の「遺言状」に見える人びとについて
余論 日本史研究と文学者 -森鴎外を中心に-
一 日本古代史の研究と学問の自由 -森鴎外・三宅米吉・津田左右吉を中心に-
二 森鴎外は天皇制をどう見たか -『空車』を中心に-
【著者紹介】(発行当時のものです)
直木孝次郎(なおき・こうじろう)
1919年兵庫県生まれ。
京都大学文学部卒業。
大阪市立大学名誉教授。
専攻は日本古代史。
著書に『山川登美子と与謝野晶子』『新編 わたしの法隆寺』『秋篠川のほとりから』『夜の船出』『壬申の乱』『日本古代の氏族と天皇』『古代河内政権の研究』『日本古代史と応神天皇』『飛鳥奈良時代の研究』『奈良時代史の諸問題』など。
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