小 計 | 0 円 | ||
消費税 | 0 円 | ||
合 計 | 0 円 |
塙選書101
古代から中世の半ばまで、天皇に代わりに内親王などの皇族の女性が、都から伊勢の地に送られ伊勢神宮に仕えた。
その女性を斎王(斎宮)といい、この制度については知られていないことが多い。
斎王の各時代の中での位置づけ、生活など、その特色をわかりやすく、明かにする。
また巻末の「斎宮跡を歩く」では、斎宮周辺の史跡や散策のポイントを紹介する。
【目次】
第一章 古代国家と伊勢齋宮
1 ベールを脱ぎつつある「幻の宮」
2 斎宮のはじまり
3 斎宮と古代の政治
4 奈良時代の斎宮
5 三代の斎王と賀茂斎院
6 斎王はどこにいた?
7 京の斎王
8 斎王と別れの櫛
9 斎宮の遺物
10 斎王の群行
11 斎王の道中記
12 斎宮歴史博物館を訪ねて
第二章 王朝物語の時代のいつきのみや
1 伊勢物語と斎宮 Ⅰ
2 伊勢物語と斎宮 Ⅱ
3 伊勢物語と斎宮 Ⅲ
4 伊勢神宮での斎王
5 百人一首と斎宮
6 恋する斎王
7 斎王、衣食足る?
8 源氏物語と斎王 Ⅰ
9 源氏物語と斎王 Ⅱ
10 斎宮女御の生涯 Ⅰ
11 斎宮女御の生涯 Ⅱ
第三章 「古代」の終焉と斎王たち
1 斎宮託宣事件
2 斎王と女院
3 発掘から見る斎宮衰退の時代
4 源平合戦と斎王
5 鎌倉時代の斎宮
6 斎宮の滅亡
7 斎宮研究の展望
付篇 斎宮跡を歩く
【著者紹介】(発行当時のものです)
榎村寛之(えむら・ひろゆき)
1959年大阪府生まれ。
大阪市立大学文学部卒業。
関西大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得修了。
博士(文学)。
斎宮歴史博物館主幹兼学芸員。
著書に『律令天皇制祭祀の研究』『伊勢斎宮の歴史と文化』『伊勢斎宮の祭祀と制度』『律令天皇制祭祀と古代王権』など。
Copyright 1994 Hanawashobo CO.LTD, All Rights Reserved.