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「祭祀」とは何か。
本書は四つのテーマ、王権継承儀礼、伊勢神宮祭祀、斎王制、都城祭祀について、単なる個別実証の分析ではなく、いずれも律令天皇制と国家祭祀・宮廷祭祀の関係を基調にし、古代国家の支配構造の研究の一環として実証。律令国家における支配イデオロギーの可変的性格、制度史研究だけでは把握できない部分について究明する。
【目次】
序論 古代祭祀研究と本書の問題設定
第1章 王権継承儀礼を巡って
第1節 律令国家の王権継承儀礼について
第2節 岡田荘司氏の大嘗祭論について
第3節 物部の楯の成立と展開について
第4節 即位・大嘗祭と斎王卜定の関係について
第2章 斎王制度の研究
第1節 斎王制と天皇制の関係について
第2節 斎王発遣儀礼の本質について
第3節 斎王の禊について
第4節 春日斎王について
第3章 伊勢神宮に関して
第1節 『神宮儀式帳』に見える贄について
第2節 神宮の贄について
第3節 『延喜式』の神宮祝詞について
第4章 都城祭祀の考察
第1節 都城と神社の関係について
第2節 儺の祭の特質について
結論と今後の課題 古代国家祭祀の役割とその特質
【著者紹介】(発行当時のものです)
榎村寛之(えむら・ひろゆき)
1959年大阪府生まれ。
大阪市立大学文学部卒業。
関西大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得修了。
博士(文学)。
斎宮歴史博物館学芸普及課長。
著書に『伊勢斎宮と斎王』『伊勢斎宮の歴史と文化』『伊勢斎宮の祭祀と制度』『律令天皇制祭祀と古代王権』など。
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