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1988年、約3万数千点に及ぶ画期的な「長屋王家木簡」の出現は、鍵を秘めた一括資料である。
本書はその断片的・孤立的な木簡の史料的価値、貴重で豊富な情報源を発見、長屋王家木簡の世界、国制史・文献史料と木簡、付篇で構成、新稿を含む諸篇を収む。
従来の国史学、国語国文学の研究方法そのものの再検討、広く文化、社会の問題として研究の進展に寄与。
【目次】
序章 木簡からみた古代史
第1部 長屋王家木簡の世界
長屋王家木簡の文体と用語
長屋王家木簡の文書と家政機関
長屋王家と大伴家
北家と北宮
「長屋親王」考
長屋王家木簡からみた古代皇族の称号
日本語論 -漢字・漢文の受容と展開-
『古事記』と長屋王家木簡
『万葉集』と木簡
長屋王家木簡の醤・味滓請求文書
『論語』と『爾雅』
二条大路木簡の槐花
第2部 国制史と木簡
四等官制成立以前における我国の職官制度
大宝令前の官職をめぐる二、三の問題
大化以前の官制と律令中央官制
内廷と外廷
伊場遺跡出土己亥年銘木簡と評の官制
大宝令成立前後の公文書制度
第3部 文献史料と木簡
木簡雑識
平城宮木簡にみえる『聖母神皇集』をめぐって
正倉院木簡の用途
書評 小谷博泰著『木簡と宣命の国語学的研究』
付篇 日本の蘇と酪
【著者紹介】(発行当時のものです)
東野治之(とうの・はるゆき)
1946年兵庫県生まれ。
大阪市立大学大学院修士課程修了。
奈良大学文学部文化財学科教授。
著書に『日本古代木簡の研究』『正倉院文書と木簡の研究』『大和古寺の研究』『金剛寺本 遊仙窟』など。
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