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資財帳や縁起などを手がかりとして、文献史学のみならず、建築史・彫刻史・工芸史など、幅広い学問分野の視点から、奈良の古代寺院に関連する諸問題について考察する。
【目次】
序章 上代寺院の金堂と仏像
1 法隆寺と聖徳太子
古代における法隆寺金堂の安置仏像
初期の太子信仰と上宮王院
法隆寺献納宝物
日唐交流と聖徳太子慧思後身説
ほんとうの聖徳太子
上之宮遺跡と聖徳太子の上宮
法興年号と仏法興隆
『勝鬘経義疏』の「文」と「語」
御物聖徳太子画像をめぐって
片岡王寺と尼寺廃寺
2 薬師寺と唐招提寺
文献史料からみた薬師寺
薬師寺仏足右記再調査覚書
初期の唐招提寺をめぐる諸問題
『唐招寺流記』の復原的研究
鑑真書状再考
唐僧法進撰『梵網経註』の史料的意義
『唐大和上東征伝』から見た日唐交流
3 東大寺と正倉院
鑑真和上と東大寺戒壇院
東大寺献物帳と紫微中台
天平宝字八年造東大寺司牒の「故京職宅返抄」
正倉院宝物の明治整理
小杉榲邨旧蔵の正倉院及び法隆寺献納御物
4 大和古寺と銘文
七世紀以前の金石文
法隆寺金堂天蓋の文字
古代金石文と『耳比磨利帖』
陝西省麟游県慈善寺石窟所見『敬福経』銘刻の研究
5 大和古寺余滴
法隆寺論争と史実
紙幣の聖徳太子
阿修羅像と天平文化
現人神の出家
正倉院と森鴎外
興福寺の廃仏毀釈
飛鳥の猿石と古代の南海文化
【著者紹介】(発行当時のものです)
東野治之(とうの・はるゆき)
1946年兵庫県生まれ。
大阪市立大学大学院修士課程修了。
博士(文学)。
奈良大学教授。
著書に『日本古代木簡の研究』『長屋王家木簡の研究』『正倉院文書と木簡の研究』『金剛寺本 遊仙窟』など。
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