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第33回(2018年度)女性史青山なを賞受賞
古代史における女性史研究の重要性を日本の歴史発展の解明と関連づけた著者が女性史研究の意義と課題、古代人の恋と性と家族、女性の地位について考察した論考を収載。
【目次】
Ⅰ 女性史研究の課題
第一章 歴史学における女性史研究の意義-日本古代史を中心に-
第二章 日本古代女性史研究の現在と課題
付論1 女性史からみた石母田史学の一断面
付論2 石母田先生と女性史
Ⅱ 性愛・家族と女性
第一章 古代の家族と結婚の歴史
第二章 対偶婚の終焉と買売春の発生
付論1 原始古代の性・愛・家族
付論2 遊行する女たち
付論3 女の強さと美しさ
付論4 閉ざされていなかった人妻の性-万葉集より-
付論5 性を売る女性の発生-大和物語より-
付論6 平安時代に始まった買売春
Ⅲ 社会の中の女性の地位
第一章 日本古代の家族形態と女性の地位
第二章 古代女性の地位と相続法
第三章 八世紀における釆女の姦の復元
第四章 平安時代の男女による文字(文体)使い分けの歴史的前提
-九世紀の文書の署名を手がかりに-
付論1 卑弥呼から女帝へ
付論2 むかし女首長がいた-古事記より-
付論3 女性による財産所有と経営-日本霊異記より-
解説
【著者紹介】(発行当時のものです)
関口裕子(せきぐち・ひろこ)
1935年東京都生まれ。
東京大学文学部国史学科卒業。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。
元清泉女子大学非常勤講師・在野研究者。
2004年逝去。
著書に『日本古代婚姻史の研究(上・下)』『日本古代家族史の研究(上・下)』『日本古代社会の研究』など。
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