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万葉集の表現と方法 (下)
古代和歌史研究 6
伊藤 博著
A5判 438頁
1976年発行
定価
9,350 円 (本体8,500 円+税)
ISBN 978-4-8273-0029-1
発売日 1976/06
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清新着実な学風をもってなる著者が、四十数年の研鑽を4部作に体系化し世におくる、古代文学研究史上初の、表現論・文学史論としての万葉集形成論。
今日の万葉集研究の一頂点をなす。
第8巻に参考年表・事項索引(別冊・新訂版)を付す。
【6巻目次】
第7章 柿本人麻呂の方法
第1節 二重の序
第2節 人麻呂の歌学
第3節 人麻呂の推敲
第4節 短歌の語り
第5節 人麻呂における幻視
第8章 奈良朝初期歌人たちの方法
第1節 赤人の長歌と反歌
第2節 家と旅
第3節 憶良の歌論意識
第9章 大伴家持の文芸と意識
第1節 家持の芸
第2節 家持の文芸観
第10章 万葉のことばと表現
第1節 相手を呼ぶことば
第2節 「恋ふ」の世界
第3節 序詞の表現性
第4節 万葉集と歌語
第11章 万葉歌の訓釈
第1節 万葉人の訓読
第2節 万葉歌釈義
第12章 日本文学の方法を辿る-古代日本人の死生観をめぐって-
【著者紹介】(発行当時のものです)
伊藤博(いとう・はく)
1925年長野県生まれ。
京都大学文学部卒業。
筑波大学名誉教授、共立女子大学教授。
著書に『万葉集相聞の世界』『万葉のいのち』『万葉のあゆみ』『万葉歌林』『万葉集の構造と成立(上)』『万葉集の構造と成立(下)』『万葉集の歌人と作品(上)』『万葉集の歌人と作品(下)』『万葉集の表現と方法(上)』『万葉集の歌群と配列(上)』『万葉集の歌群と配列(下)』など。
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