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中世年貢制成立史の研究
《オンデマンド版》
勝山 清次 著
初版は1995年、オンデマンド版は2009年発行
A5判 482頁
定価
11,000 円 (本体10,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-1607-0
発売日 2009/06
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中世の国家構造に規定され、単なる地代ないしは租税として捉えられない複雑な性格をもつ年貢は、公事と並んで中世の収取体系を構成する。
本書は、中世的な荘園年貢制の成立を、国衙領を視野に入れながら、官物体系の変遷過程を基軸に据えて解明するとともに、その収取体系としての特質を照射・究明し、中世の社会論と国家史研究に新しい視座を提供する。
【目次】
序論 収取制研究の現状と課題
第一部 納官封家済物の弁済と徴収
1 「弁済使」の成立について
2 便補保の成立について
3 平安時代後期の封戸制
付論 伊勢神宮伊賀神戸の変質と御厨・御園の形成
第二部 官物体系の改変と官物の収納
4 公田官物率法の成立とその諸前提
5 黒田荘出作田における官物収納をめぐって
6 黒田荘出作公田の官物率法について
7 国衙領における官物体系の変化をめぐって
付論 紀伊国名草郡郡許院収納米帳と進未勘文について
第三部 荘園年貢の成立と年貢の特徴
8 荘園における年貢の収納
9 年貢の未進・対捍と損免
10 中世的荘園年貢の成立
【著者紹介】(発行当時のものです)
勝山清次(かつやま・せいじ)
1948年石川県生まれ。
京都大学文学部卒業。
京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
京都大学大学院文学研究科教授。
著書に『中世伊勢神宮成立史の研究』など。
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