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はなわ新書43
近代日本の文学と詩歌の流れを、著者独自の文学史観に基づき、新見を随所におり込み描いた、初の“辞典”風文学史。学生を初め、愛好家に贈る最良の入門書。
【目次】
Ⅰ近代文学の流れ
明治文学(戯作の系譜/近代文学の成立/硯友社り文学/「しがらみ草紙」/明治の
「文学界」/女流文学の魅力/写実主義の系譜/新歌舞伎まで/詩から散文へ/
自然主義の成立/自然主義の命脈/「ホトトギス」/写生文の系譜/「昴」/第一期
「三田文学」/第二次「新思潮」/江戸と西洋/漱石山脈/「木曜会」のこと/朝日
文芸欄/キリスト教と文学/明治の詩歌)
大正文学(「白樺」/白樺派の消長/新しき村/奇蹟派し私小説/史伝の系譜/「人
間」/新現実主義の論理/「演劇新潮」の人びと/心境小説の成立/大正期の女流
文学/児童文学における「近代」/日本の美意識)
昭和文学(「文芸時代」の創刊/新感覚派/「不同調」の人びと/思想と文学/仮構と
現実/「驢馬」の位置/ナップ前後/幻想の美学/笑いの文学/「女人芸術」/女
流と革命/昭和の女流文学/第二期「三田文学」/「文芸レビュー」その他/伝統と
近代/昭和十年代の文学/昭和期の旧世代作家/転向文学/「日暦」の人びと/
「文学界(昭和初期)/「行動」と行動主義/知識人の文学/「日本浪漫派」/日本の
再発見/風俗小説の系譜/戦争下の文学/戦争文学の諸相/市井の文学/「文
芸文化」/「細雪」受難)
戦後文学(戦後派の文学/民主主義文学の出発/「近代文学」の位置/戦後の私小
説/新戯作派/戦後文学の展開/マチネ・ポエテイク/民主主義文学の分裂/近
代日記文学/新聞と作家/第三の新人/私小説の変貌/戦後の戯曲/戦後の女
流作家/現代文学の旗手)
Ⅱ近代詩歌の流れ
『新体詩抄』まで/近代詩のあけぼの/短詩型の近代化/「明星」まで/文庫派の
詩人たち/象徴詩の移入/「明星」から「スバル」へ/(写生)の系譜/「スバル」の
位置/短歌の近代/口語自由詩の成立/象徴詩の終焉/「感情」の詩人たち/民
衆詩派の位置/大正期の歌壇/(童心)の詩/文人の詩/ディレッタントの詩/近
代詩と宗教/反アララギ派の諸個性/現代詩への架橋/プロレタリア詩運動/現代
詩の出発/主知の季節/「四季」の創刊/昭和の抒情詩/「歴程」の詩人たち/現
代俳句の明暗/戦後の詩/短歌における(戦後)/現代俳句の可能性
【著者紹介】(発行当時のものです)
三好行雄(みよし・ゆきお)
1926年福岡県生まれ。
東京大学文学部国文学科卒業。
東京大学名誉教授。
1990年逝去。
著書に『近代の抒情』など。
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