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幕藩制発展の頂点に達したと同時に、崩壊への途を歩き始めた18世紀後半の社会経済を、商品流通の視角から幕府諸藩の経済政策の展開とその実行性の問題として把え、幕藩制社会の全体像を浮き彫りにする。
【目次】
序 章 宝暦・天明期の研究史的課題と方法
第1章 宝暦・天明期における幕府の経済政策
1 予算削減の内容
2 金融統制と御用金
3 貨幣政策の展開
4 株仲間の設置
5 蝦夷地開発と開国貿易計画
第2章 宝暦・天明期における諸藩の財政改革
1 仙台藩における財政政策と天明飢饉
2 宝暦・天明期の加賀藩財政政策の転回
3 松代藩宝暦改革における月割上納制の実態
第3章 天明期における商品価格の形成形態
1 寛政二年の物価調査について
2 商品生産の地域的拡散と特殊化傾向
3 天明期における木綿生産の容態
4 天明期における綿花生産とその価格形成
5 天明期における木綿価格の形成
終 章 商品流通史上の宝暦・天明期
1 幕府経済政策の実効性
2 宝暦・天明期の領国市場
3 宝暦・天明期の商品流通
4 むすび
附 幕府主要役職表
【著者紹介】(発行当時のものです)
中井信彦(なかい・のぶひこ)
1916年台北生まれ。
慶應義塾大学文学部国史学科卒業。
慶應義塾大学名誉教授。
1990年逝去。
著書に『幕藩社会と商品流通』『色川三中の研究(伝記篇)』『色川三中の研究(学問と思想篇)』『歴史学的方法の基準』など。
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