小 計 | 0 円 | ||
消費税 | 0 円 | ||
合 計 | 0 円 |
五・六世紀の王宮の基礎的検討から王権の編成原理と支配構造を考察し、さらに近畿から北部九州に至る瀬戸内海沿岸地域を検討して王権による地域社会の統合過程をも考察する。
【目次】
序章 本書の課題と構成
第Ⅰ部 王権の結集形態
第一章 五・六世紀における王宮の存在形態―王名と叛逆伝承―
第二章 王権の支配構造とその展開
第三章 五・六世紀の倭王宮に関する基礎的考察
補論 王名朝妻とその分布
第四章 国家形成期における王族の編成形態―ホムチワケ王・アヂスキタカヒコネ神伝承を手がかりに―
第五章 王名サザキについて
第六章 五世紀における茅渟の王宮
第七章 六世紀における西摂・猪名の王宮とその意義
第八章 穴穂部王の権益と拠点―石上・佐保・三輪―
第九章 聖徳太子の名号と王宮―上宮・豊聡耳・厩戸―
第Ⅱ部 中央支配者集団と地域社会
第一章 記紀・風土記にみる五・六世紀の地域支配
第二章 住吉信仰の古層
第三章 倭直の始祖伝承に関する基礎的考察
第四章 大三輪の「神の御子」伝承をめぐる憶説―大田田根子と三島溝咋―
第五章 国家形成期における淡路の位置
第六章 古代播磨の地域社会構造―播磨国風土記を中心に―
第七章 国家形成期の王権と地域社会―瀬戸内沿岸・北部九州を中心に―
終章 倭王権の歴史的性格
【著者紹介】(発行当時のものです)
古市 晃(ふるいち・あきら)
1970年岡山県生まれ。
岡山大学文学部卒業。
大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程退学。
神戸大学大学院人文学研究科准教授。
著書に『日本古代王権の支配論理』など。
Copyright 1994 Hanawashobo CO.LTD, All Rights Reserved.