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土器等の生活道具や葬墓制とかかわる儀礼等の問題を通して弥生文化における縄文的な要素に光を当て、農耕文化複合という新視点から、東日本の弥生文化を中心に考察する。
【目次】
序 章 縄文系弥生文化の構想
第Ⅰ部 土器の様式編年と年代論
第1章 弥生土器の様式論
第2章 弥生時代の実年代をめぐって
第3章 弥生改定年代と気候変動―SAKAGUCHI1982論文の再評価―
第4章 縄文晩期の東西交渉
第5章 中部地方における弥生土器の成立過程
第6章 浮線網状文土器の基準資料
第Ⅱ部 生業論
第7章 食糧生産の本格化と食糧獲得技術の伝統
第8章 中部・関東地方の初期農耕―土器組成・石器の変化とその意味―
第9章 側面索孔燕形銛頭考
第10章 動物に対する祭祀の変化
第Ⅲ部 社会変動と祖先祭祀
第11章 再葬の社会的背景―気候変動との関係性―
第12章 縄文・弥生時代の親族組織と祖先祭祀
第13章 独立棟持柱建物と祖先祭祀―弥生時代における祖先祭祀の諸形態―
第Ⅳ部 縄文系の弥生文化要素
第14章 板付Ⅰ式土器成立における亀ヶ岡系土器の関与
第15章 遠賀川系土器と浮線網状文土器の交流
第16章 銅鐸文様の起源
第17章 弥生時代の男女像
第Ⅴ部 交流と新たな社会の創造
第18章 弥生時代の交通と交易
第19章 関東地方の遠賀川系土器とその周辺
第20章 木目状縞模様のある磨製石剣
第21章 信濃地方と北部九州地方の文化交流
第22章 弥生中期という時代
終 章 農耕文化複合と弥生文化
【著者紹介】(発行当時のものです)
設楽 博己(したら・ひろみ)
1956年群馬県生まれ。
静岡大学人文学部人文学科卒業。
筑波大学大学院博士課程歴史人類学研究科文化人類学専攻単位取得退学。
博士(文学)
東京大学大学院人文社会系研究科教授。
著書に『弥生再葬墓と社会』など。
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