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奈良時代の写経と内裏
栄原永遠男著
A5判 440頁
2000年発行
定価
8,800 円 (本体8,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-1166-2
発売日 2000/06
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旧来の戸籍計帳の研究は重要ではあるが、正倉院文書の大部分を占める写経所文書こそ正倉院文書研究の中心に据えられなければならない。
このような観点から本書は、正倉院文書がものがたる写経所の写経事業が、奈良時代の写経事業全体のなかでどのような位置にあるのかを明らかにし、奈良時代の国家的写経事業の構造を新たに解明する。
【目次】
序 正倉院文書研究の課題
第1部 内裏系統の写経機関
第1章 天平六年の聖武天皇発願一切経
第2章 写御書所と奉写御執経所
第3章 内裏における勘経事業
第4章 初期写経所に関する二三の問題
第2部 内裏と図書寮経
第5章 図書寮経の構成と展開
第6章 図書寮一切経の変遷
第7章 鑑真将来経の行方
第3部 藤原氏と写経
第8章 藤原光明子と大般若経書写
第9章 北大家写経所と藤原北夫人発願一切経
第10章 光明皇太后と法華寺
第11章 藤原仲麻呂家における写経事業
【著者紹介】(発行当時のものです)
栄原永遠男(さかえはら・とわお)
1946年東京都生まれ。
京都大学文学部卒業。
京都大学大学院文学研究科(国史学専攻)博士課程単位修得退学。
博士(文学)。
大阪市立大学文学部教授。
著書に『奈良時代写経史研究』『奈良時代流通経済史の研究』『日本古代銭貨流通史の研究』など。
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