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古代の遠江・駿河・伊豆三国を主たる対象領域として、古代地域の未開から文明への展開過程を、「地域と王権」の観点から、60年代末のアジア的生産様式論争から90年代初めの家族理論にいたる歴史理論研究の基礎の上に構築する歴史分析と叙述の方法-地域研究の文明史的方法により総論的に叙述し、従来の歴史を大幅に書き換え、新たな知見をもたらす労作。
【目次】
序説 古代地域研究の文明史的方法
第1部 総論 遠江・駿河・伊豆と大和王権
序章 日本列島の未開と文明
第1章 大和王権と遠江・駿河・伊豆の古代氏族
第2章 国造・県主制の成立と遠江・駿河・伊豆
第3章 遠江・駿河・伊豆三国の成立
第4章 古代の遠江・駿河・伊豆と自然災害
第2部 各論 東海地域と大和王権
第1 王権と東方への道
第2 大和王権と遠江・駿河・伊豆
第3 遠江袋井地域と大和王権
第4 大北横穴群出土石櫃の若舎人銘について
第5 古代国家形成期の東海地域と大和王権
第6 遠江国浜名郡輸租帳の史料的性格
第3部 余論 神祇と交通の諸問題
第1 三嶋大社の沿革と社家組織
第2 伊豆卜部と卜部平麻呂
第3 古代遠江・駿河両国の東海道
第4 伊豆国の古代・中世の交通路
第5 郡家の構成と交通機能
【著者紹介】(発行当時のものです)
原秀三郎(はら・ひでさぶろう)
1934年静岡県生まれ。
静岡大学文理学部史学専攻卒業。
京都大学大学院文学研究科博士課程国史学専攻修了。博士(文学)。
静岡大学名誉教授。
著書に『日本古代の木簡と荘園』など。
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