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日本古代労働力編成の研究
櫛木 謙周著
A5判 372頁
1996年発行
定価
7,480 円 (本体6,800 円+税)
ISBN 978-4-8273-1141-9
発売日 1996/06
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律令国家は古代社会をいかに編成したか。
本書は、日本古代の社会編成の特徴が見られる労働力編成の諸相を、律令制の徭役労働研究と社会的分業をめぐる先学の成果に学びつつ、「労働力編成」という統一的視角から具体的に明らかにし、国家と古代社会の関係を総合的に探る。
併せて考古学的研究との接点を模索し、具体的な古代史像の解明を試みる。
【目次】
序章 古代徭役研究と労働力編成論
第1章 律令制人民支配と労働力編成
第2章 上京役丁の給養システム
第1節 天平一七年大粮申請文書の基礎的考察
第2節 律令制下における役丁資養制度
第3章 八・九世紀における徭役労働の実態
第4章 律令財政と労働力編成-米を中心に-
第1節 律令制下における米の貢進について
第2節 経費としての食料に関する一考察
第5章 雇傭関係の歴史的意義
第1節 日本古代における雇傭関係の歴史的特質
第2節 日本古代の「労働価値」基準
第6章 律令制下の技術労働力編成-技術官人を中心に-
第1節 日本の技術官人体制
第2節 中国の手工業労働力編成との比較
補論 日本古代手工業論ノート-石母田正氏の所説の検討を中心に-
【著者紹介】(発行当時のものです)
櫛木謙周(くしき・よしのり)
1951年大阪府生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学。
京都府立大学文学部助教授。
著書に『日本古代の首都と公共性』など。
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