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日本中世の社会と仏教
平 雅行著
A5判 534頁
1992年発行
定価
11,000 円 (本体10,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-1091-7
発売日 1992/06
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本書は、浄土教-専修念仏の実態を、実証的に再検討することによって、浄土教中心史観からの脱却を図り、古代中世仏教史像の組み替えを企画した気鋭の意欲作である。
【目次】
序
1 中世宗教史研究の課題
2 浄土教研究の課題
第一篇 古代仏教から中世仏教へ
3 中世移行期の国家と仏教
4 末法・末代観の歴史的意義
第二篇 専修念仏の思想と中世社会
5 法然の思想構造とその歴史的位置
6 専修念仏の歴史的意義
7 解脱貞慶と悪人正機説
第三篇 専修念仏と中世国家
8 建永の法難について
9 嘉禄の法難と安居院聖覚
第四篇 女性と仏教
10 顕密仏教と助成
11 女人往生論の歴史的評価をめぐって
結
12 中世仏教の成立と展開
【著者紹介】(発行当時のものです)
平雅行(たいら・まさゆき)
1951年大阪府生まれ。
京都大学文学部史学科卒業。
京都大学大学院博士後期課程修了。
大阪大学文学部教授。
著書に『鎌倉時代の幕府と仏教』など
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