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日本語書記用文体の成立基盤
-表記体から文体へ-
乾 善彦 著
A5判 408頁 函入 上製
2017年3月発行
定価
13,200 円 (本体12,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-0126-7
発売日 2017/03
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漢文訓読という和漢混淆の装置が変体漢文という表記体を生ぜしめ、仮名の成立によって日本語書記用文体を生成する過程の諸問題を、万葉集や古事記を中心にして考察する。
【目次】
第一章 文字と「ことば」
第一節 文字と「ことば」の対応関係
第二節 古代日本語の書記システム
第二章 ウタの仮名書と万葉集
第一節 漢文中のウタ表記の展開
第二節 歌木簡の仮名使用
第三節 仮名の成立と万葉集「仮名書」
第四節 万葉集「仮名書」歌巻論
第五節 巻十九のウタ表記と仮名書
第六節 巻十八の補修説と仮名使用
第七節 万葉集「仮名書」歌巻の位置
第三章 古事記の表記体と「ことば」
第一節 古事記の音訓交用と会話引用形式
第二節 古事記の固有名表記(1)神名・人名
第三節 古事記の固有名表記(2)地名
第四節 古事記の表記体と訓読
第五節 古事記を構成する「ことば」
第四章 変体漢文体表記から和漢混淆文体へ
第一節 部分的宣命書きと和漢混淆文
第二節 変体漢文の漢文的指向
第三節 変体漢文から和漢混淆文へ
第四節 三宝絵と和漢混淆文
第五節 表記体の変換と和漢混淆文
【著者紹介】(発行当時のものです)
乾 善彦(いぬい・よしひこ)
1956年奈良県生まれ。
大阪市立大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。
関西大学文学部教授。
著書に『漢字による日本語書記の史的研究』など。
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