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日本語の意味研究の進歩は近年目ざましいが、意味というものの性質上、その研究は多種多形であり得る。
著者は意味を、経験と言葉をつなぐものと把握し、また日本語は対象的意義のみならず主体的意義に温かな言語だとも把握し、独自の意味論を展開する。
【目次】
第一章 意義の構造
1 意義・言葉・経験
2 意義特徴および類義対義・比喩
3 多義の様相
4 意義内項・意義外項
第二章 日本語の意義傾向
5 対象的意義・主体的意義
6 認識の言語、伝達の言語
7 わがこと・ひとごと
第三章 用語と表現
8 日本語と和歌
9 日本語と散文
10 日本語と小説
第四章 意義記述
11 指示語彙「こ・そ・あ」
12 不快語彙「すさまじ」「にくし」など
13 心状語彙「にくむ」「ねたむ」など
14 時間空間語彙「さき」「あと」など
第五章 副用語への試行錯誤
15 「もっと」
16 「よほど」
17 「多少」
18 程度副詞の体系
第六章 副用語の振舞い
19 「せっかく」
20 「つい」
21 「なかなか」
22 「さすが」
【著者紹介】(発行当時のものです)
渡辺実(わたなべ・みのる)
1926年京都府生まれ。
京都大学文学部卒業。
博士(文学)。
京都大学名誉教授。
著書に『国語構文論』『国語表現論』など。
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