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はなわ新書75
詩人 伊藤信吉の語る
緑葉の文学的生涯!
小説・詩・翻訳にすぐれた作品を遺し、
田山花袋・若山牧水・荒畑寒村らと往来した
上州出身の作家「佐藤緑葉」の業績と生涯を描く。
明治末・大正年代にかけて数多くの詩・小説・随想・翻訳を遺し、田山花袋や若山牧水らと親しかった佐藤緑葉。彼は<近代の作家>としての心情と意識と視野を身に付けており、同時に<上州近代>の作家としての特色を併せ持っていた。本書では多くの資料をもって、彼の文学的業績を再評価し、緑葉の実像に迫る。
〈土屋文明記念文学館リブレ〉
【目次】
上州近代の作家
桑並木の街で
山地の町・海辺の村
若山牧水・佐藤緑葉・そして田中辰雄
作家道程とその作品
山村農村の郷土色
「舊知己」
「秋」
「寂寥」
「河がらす」
「渡り鳥」
「芋の子」
都市的作品をめぐって
月島二号地 異国情緒と工業都市と
三号地造成 生と死の想念の点綴
過労死 印刷工の死と作者の思い
都市勤労者 十年余の新聞社体験
詩集『塑像』について
新散文詩への道
『創作』誌上での文学運動
未刊作品集のこと
長篇『黎明』の前後
佐藤緑葉論
時代閉塞の谷間で
『トルストイの思想と文学』をめぐって
反戦小説の翻訳
『近代思想』寄稿とその社会主義的往来
二人の革命家像
大杉栄、荒畑寒村を主体とする作品
覚え書
佐藤緑葉 執筆・発表作品目録
佐藤緑葉 主要著作目録
佐藤緑葉 略年譜
【著者紹介】(発行当時のものです)
伊藤信吉(いとう・しんきち)
1906年前橋西郊の農家に生まれる。
萩原朔太郎・室尾犀星に師事。両者の全集編集。
群馬県立土屋文明記念文学館館長。
〈土屋文明記念文学館リブレ〉のラインナップ
土屋文明記念文学館編『歌人 土屋文明-ひとすじの道-』
土屋文明記念文学館編『群馬の作家たち』
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