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高句麗の史的展開過程と東アジア
井上 直樹 著
A5判・512頁・函入り上製
2021年12月発行
定価
14,300 円 (本体13,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-1326-0
発売日 2021/12
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中国東北地方から朝鮮半島中南部を支配した高句麗を考察するに際して、新羅や百済に加えて中国や倭を視野に入れた巨視的観点から高句麗をめぐる諸情勢を討究する試み。
【目次】
序論 高句麗史研究の現況と課題
第一編 高句麗史研究の動向と課題
第一章 戦後日本の高句麗史研究の動向と課題
第二章 中国・韓国の高句麗史帰属問題と研究動向
第二編 四~六世紀初の高句麗と東アジア
第一章 広開土王代の対外関係と東アジア
第二章 高句麗の対北魏外交と朝鮮半島情勢
第三章 高句麗の対宋外交と東アジア
補論 古代東アジア世界における高句麗勢力圏と倭勢力圏
第三編 東アジアにおける高句麗と中国王朝
第一章 集安出土文字資料からみた高句麗の支配体制-府官制再考-
第二章 六世紀前半の華北情勢と高句麗-『韓曁墓誌』の分析を中心に-
第三章 『裴遺業墓誌』と高句麗-五七〇年代の北斉・高句麗関係の一齣-
第四編 高句麗の対倭外交と東アジア
第一章 五七〇年代の高句麗の対倭外交と華北情勢
第二章 六世紀末から七世紀半ばの東アジア情勢と高句麗の対倭外交
第三章 高句麗遺民と新羅-七世紀後半の東アジア情勢-
結 論
【著者紹介】(発行当時のものです)
井上直樹(いのうえ・なおき)
1972年兵庫県生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。
博士(文学)。
京都府立大学文学部准教授。
著書に『帝国日本と〈満鮮史〉』など
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