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律令国家は何のために軍制を構築し、どのように軍事動員を行って軍事力を配置したのか。さらに軍制の改革・改変を考察し、主に八世紀の律令国家軍制の実相と特質に迫る。
【目次】
序
第一篇 律令国家の軍事構想
第一章 七世紀末の王権防衛構想―官人武装政策をめぐって―
第二章 「筑紫大宰府」私考―令文からの大宰総領の削除―
第三章 古代駅路考―その本質的機能について―
第四章 軍団と弩―弩をめぐる遍在性と偏在性―
第五章 軍事と律令国家の仏神祈願
第二篇 軍事動員
第一章 軍団兵士の簡点と良賤制
第二章 軍団兵士の国内上番と武芸教習―下向井龍彦氏の論に接して―
第三章 養老令の臨時発兵規定について―錦織勤氏の批判に接して―
第四章 広嗣の乱における郡司の率兵について―錦織勤氏の論に接して―
第五章 漆紙文書にみえる「腰縄」試論
第三篇 軍事配置
第一章 衛士と軍団
第二章 京職兵士論
第三章 八世紀の兵部省と武官人事
第四章 軍事配置としての国守任官
第五章 節度使とその所管国
第四篇 軍事改革
第一章 養老三年の軍団減定・停止とその復旧
第二章 延暦十一年の伝馬廃止政策と辺要
第三章 日向国の軍団をめぐる諸問題
第四章 健児制試論―武力の特質をめぐって―
【著者紹介】(発行当時のものです)
松本政春(まつもと・まさはる)
1947年大阪府生まれ
大阪教育大学大学院教育学研究科(修士課程)社会科教育専攻修了
博士(文学・大阪大学)
元・大阪府立三国丘高等学校教諭
著書に『奈良時代軍事制度の研究』ほか
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