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塙選書109
成城……故郷・歴史の創造
沖縄……戦争、死生観
國學院……神道、日本文化
三つのキーワードから、柳田國男と民俗学をとらえ、
柳田が民俗学にこめた、日本人へのメッセージを読み解く
柳田國男の学問が、民俗学者ばかりでなく、政治学者・経済学者・教育学者・歴史学者などを魅了してやまないのは、柳田が語る思想にひきつけられてのことであろう。
成城(=故郷・歴史の創造)、沖縄(=戦争、死生観)、國學院(=神道、日本文化)という三つのキーワードから、柳田國男が語る思想と後世の日本人へのメッセージを読み解き、柳田民俗学の真の理解を目指す。
【目次】
Ⅰ 柳田國男と成城
1 柳田國男のふるさと観
2 世田谷への永住
3 街作りと植林
Ⅱ 歴史主体者としての常民
1 歴史概念としての常民
2 「我々」と「常民」
3 常民は普遍的存在か
4 実体概念か抽象概念か
Ⅲ 柳田國男と沖縄
1 柳田國男の民族観
2 柳田國男の学問観
3 柳田國男の沖縄論
Ⅳ 沖縄と『先祖の話』
1 『先祖の話』の「ウソ」
2 先祖と人神信仰
3 「生まれ替り」と「七生報国」
4 還り来る霊魂
5 戦歿者祭祀の行くえ
Ⅴ 沖縄研究と比較民俗学
1 比較民俗学の目的
2 比較民俗学の方法
3 世界民俗学と大東亜民俗学
4 比較民俗学への道
Ⅵ 柳田國男と國學院大学
1 「神道私見」論争
2 國學院大学からの招聘
【著者紹介】(発行当時のものです)
高見寛孝(たかみ・ひろたか)
1960年宮崎県生まれ。
成城大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。
博士(民俗学)。
二松學舎大学文学部兼任講師。
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