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現存史籍最古の峻峰『日本書紀』を考古学・民俗学・文化人類学等、学的な関心により多側面から検討、高峰を極める歴史家の直截犀利な各論文を収める。
毎年1回発行。
2020年は、『日本書紀』完成1300年の年に当たります。
第Ⅰ部に「日本書紀論」という項目を設けました。先学が発表されたあまたの研究を整理して、現時点での到達点を把握するとともに、問題点や今後に残された課題の指摘を行うという試みです。
【目次】
Ⅰ部 日本書紀論
天武十年の帝紀・上古諸事記定と舎人親王の日本紀編纂体制
-令制下の国史編纂体制との対比を軸として-(生田敦司)
『日本書紀』の「別巻」をめぐって-奈良時代のアーカイブ-(荊木美行)
『日本紀』「系図一巻」と「皇親名籍」-再考-(内田正俊)
『日本書紀』書誌的研究の現状と課題(上遠野浩一)
『上宮記』と天皇記・日本書紀(関根 淳)
考古学からみた『日本書紀』の原史料-陵墓記事を考える-(西川寿勝)
Ⅱ部 各論
磯城島の大和-枕詞の発想と用法-(阪口由佳)
「任那復興」と推古朝の対朝鮮外交(新蔵正道)
ヤマト政権と百済王家の内紛-四世紀末の内乱に関連して-(塚口義信)
天武朝の仏教政策(寺西貞弘)
三嶋溝咋の神話と関連氏族(平林章仁)
上毛野氏と住吉・宗像-外交・外征伝承をめぐって-(渡里恒信)
【執筆者紹介】(発行当時のものです)
生田敦司(いくた・あつし)大谷大学・龍谷大学非常勤講師
荊木美行(いばらき・よしゆき)皇學館大学研究開発推進センター副センター長・教授
内田正俊(うちだ・まさとし)大阪府立福井高等学校校長
上遠野浩一(かどの・こういち)大阪府立淀川工科高等学校教諭
関根淳(せきね・あつし)私立富士見丘中学高等学校教諭
西川寿勝(にしかわ・としかつ)大阪府立狭山池博物館学芸主査
阪口由佳(さかぐち・ゆか)同志社大学・甲南大学など非常勤講師
新蔵正道(しんぞう・まさみち)
塚口義信(つかぐち・よしのぶ)堺女子短期大学名誉学長・名誉教授
寺西貞弘(てらにし・さだひろ)関西大学・立命館大学・龍谷大学非常勤講師
平林章仁(ひらばやし・あきひと)元龍谷大学文学部教授
渡里恒信(わたり・つねのぶ)
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