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①古代・中世の天皇家ゆかりの文庫・宝蔵の変遷、②近世禁裏文庫の成立と変遷、③目録学と文庫論の三部で、目録学的研究を用いて古代から近世までの「知」の体系を究明する。
【目次】
はじめに―目録学とは何か―
序章 倭国・日本における中国目録学の受容
第一部 古代・中世の天皇家ゆかりの文庫・宝蔵の変遷
第1章 典籍の伝来と文庫―古代・中世の天皇家ゆかりの文庫・宝蔵を中心に―
付論1 古代の天皇が入手していた中国の書家の真筆(書法)
付論2 東山御文庫所蔵『周易抄』紙背文書と内案
第2章 中世天皇家の文庫・宝蔵の変遷―蔵書目録の紹介と収蔵品の行方―
付論3 鳥羽宝蔵の「波斯国剣」
付論4 所在不明の真福寺所蔵「旧記目録」三巻
付論5 宮内庁書陵部図書寮文庫所蔵伏見宮家本「伏見宮雑文書目録」―中世天皇家文庫の蔵書目録管見―
付論6 土御門家(村上源氏)の断絶と相伝記録(日記)等の行方
―東山御文庫蔵「大徳寺文書」所収「土御門有通遺迹勅許申状案」の紹介と検討―
付論7 禁裏文庫周辺の『古事談』と『古事談』逸文
第二部 近世禁裏文庫の成立と変遷―東山御文庫所蔵禁裏本を中心に―
第3章 禁裏文庫の変遷と東山御文庫の蔵書―古代・中世の古典籍・古記録研究のために―
付論8 京都大学附属図書館所蔵菊亭家本『禁裏樂器幷譜諸目録』の解題と翻刻
付論9 近世前期写東京大学史料編纂所所蔵高松宮家本『お湯殿の上の日記』六十二冊の現状と伝来
第4章 近世禁裏文庫の変遷と蔵書目録―東山御文庫本の史料学的・目録学的研究のために―
付論10 『禁裡御蔵書目録』の影印本と原本―『大東急記念文庫善本叢刊書目集』を例に―
付論11 西尾市岩瀬文庫所蔵柳原家本『官本目録』
【参考】西尾市岩瀬文庫所蔵『官本目録』(四〇―一三〇ヘ)一冊
―柳原家旧蔵(柳原資行所持本ヵ)江戸時代前期(万治四年〔一六六一〕正月以前)写―
第三部 目録学と文庫論
第5章 天皇家ゆかりの文庫・宝蔵の「目録学的研究」の成果と課題
第6章 文庫論―前近代の古典籍伝来・知識体系継承の歴史的特質と文庫の役割―
結語 天皇家ゆかりの文庫・宝蔵の歴史
あとがき
索引
【著者紹介】(発行当時のものです)
田島公(たじま・いさお)
1958年長野県生まれ
京都大学大学院文学研究科博士課程中途退学
京都大学博士(文学)
宮内庁書陵部主任研究官・東京大学史料編纂所助教授を歴任
東京大学史料編纂所教授
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