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法律制度・公的会計報告・政府編纂の歴史書を主な材料として、正税帳から見た伝制、国司の交通、諸国行程と調庸運送の三部構成で、八・九世紀の公的交通の実態を考察する。
【目次】
第一部 正税帳から見た伝制
序章 食法とその意義
第一章 天平四年度越前国郡稲帳―郡稲による給粮―
第二章 天平十年度周防国正税帳―さまざまな給粮―
補論 天平十年度筑後国正税帳の給粮記事
第三章 天平十年度駿河国正税帳―伝使ではない使者への給粮―
補論 伊勢国計会帳に見る逓送
第四章 天平九年度但馬国正税帳―駅使と伝使への給粮―
第五章 天平四年度以前播磨国郡稲帳
第六章 正税帳郡部の給粮記事―和泉監・豊後国・薩摩国―
第七章 伝制の制度と実態
第二部 国司の交通
第八章 新任国司向任の旅
第九章 正税帳国司巡行記事の復原をめぐって
第十章 国司巡行制と国司公廨田の成立
付論一 外官職分田制の二、三の問題―田令在外諸司条と外官新至条―
第十一章 和銅五年五月十六日格の意義
第十二章 朝集使の乗駅馬
補論 貢調使が発行した「朝集使解」
付論二 防人と防人部領使の旅
第三部 諸国行程と調庸運送
第十三章 延喜式諸国行程の成立
第十四章 調庸運送の制度と実態――唐令継受から延喜式まで――
付論三 調庸納官覚書
【執筆者紹介】(発行当時のものです)
榎英一(えのき・えいいち)
1949年北海道生まれ。
立命館大学大学院文学研究科修士課程修了。
名古屋市博物館・宇治市源氏物語ミュージアム学芸員、愛知文教大学教授等を歴任。
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