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6~12世紀末までの約600年間の祈雨儀礼を国家の災害認識という観点から検討し、文化論・思想論の観点からも古代国家の展開を考察する。
【目次】
序章 本書の視座と構成
一、本書の視座
二、自然・自然現象の崇拝 ―神祇信仰の源流─
三、仏教と陰陽道の登場
四、日本古代の祈雨儀礼について
五、本書の構成
第一部 自然環境と神祇祭祀
第一章 広瀬大忌祭と龍田風神祭の成立と目的
第二章 広瀬大忌祭と龍田風神祭の祝詞とその意図
第三章 奈良時代の祈雨儀礼
第四章 延喜臨時祭式祈雨神祭条の編纂をめぐって
第五章 祈雨儀礼の多様化と災害認識 ―「予防」の観点より―
第二部 雨僧正仁海と請雨経法
第一章 日本古代の仏教祈雨儀礼 ―請雨経法の受容を中心に―
第二章 仁海の血脈意識と空海の神泉苑請雨説話の成立
第三章 請雨経法に用いられる経典について
第四章 雨僧正仁海と五龍祭 ―請雨経法の変容と災害認識―
付章 仁海の出自と生年について
第三部 天文変異と災害認識
第一章 日本古代における災因の変遷
第二章 日本古代における「理運」の思考
第三章 陰陽寮の三合歳算定法
第四章 『三合勘文部類』の紹介と翻刻
東山御文庫本『三合勘文部類』 翻刻
終章 日本古代の祈雨儀礼の変遷と災害認識
一、研究の成果
二、今後の展望
資料「日本古代の祈雨儀礼」
史料目録
【著者紹介】(発行当時のものです)
山口えり(やまぐち・えり)
山梨県生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
博士(文学)。
広島市立大学国際学部准教授。
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