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江戸の道・橋・川・水路・堀の維持管理を担った住民諸組合の実態や道奉行による支配の具体的局面に焦点を当て、都市の公共的課題を検討して身分制城下町の都市化を考察する。
【目次】
序章 課題と方法
Ⅰ 公共負担組合論
第一章 江戸の公共負担組合と大名家
一 公共負担組合の成立と展開
二 公共負担組合の主体性と請負人
三 組合と一手持、小家と大家
第二章 江戸武家屋敷組合と都市公共機能
一 三味線堀組合の成立
二 三味線堀組合の展開
三 三味線堀組合と都市社会
第三章 江戸の橋梁維持と武家屋敷組合
一 橋組合の成立
二 新堀橋々組合の活動
三 組合橋から一手持橋へ
第四章 江戸城外堀と赤坂溜池組合
一 赤坂溜池組合の成立
二 赤坂溜池組合の構成
三 組合の運営と作成文書
Ⅱ 公共空間支配論
第五章 江戸幕府道奉行の成立と職掌
一 道奉行職の成立過程
二 道奉行の職掌
第六章 江戸の公共空間と支配管轄
一 道奉行支配の基調
二 道奉行支配と諸身分
三 「両願」問題の構図
四 「支配」と「懸り」
第七章 江戸における公儀地の論理
一 三都の町触にみる公儀地
二 享保期の町方と公儀地
三 天明期の公儀地統制
四 文政・天保期の河岸地
終章 江戸の都市化と公共空間
【著者紹介】(発行当時のものです)
松本 剣志郎 (まつもと・けんしろう)
1980年大分県生まれ。
東洋大学大学院文学研究科修了。博士(文学)
法政大学文学部専任講師。
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