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日本古代女帝論
義江 明子 著
A5判 392頁 函入 上製
2017年3月発行
定価
12,100 円 (本体11,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-1290-4
発売日 2017/03
品切れ
第40回 角川源義賞(歴史研究部門)受賞
王権史の中の古代女帝の事蹟と意義、その土台をなす古代社会のジェンダー的特質と歴史的変容を考察し、中継ぎ論や巫女論とは異なる八代六人の女帝の実像を明らかにする。
【目次】
序
Ⅰ 古代女帝論の意義
一 古代女帝論の軌跡
二 “聖なる女”の思想的系譜
Ⅱ 日本古代の女帝
一 王権史の中の古代女帝
補論 新羅善徳王をめぐる“女王忌避”言説
二 古代女帝論の過去と現在
三 古代女帝論の転換とその背景
四 持統王権の歴史的意義
五 元明天皇と奈良初期の皇位継承
六 巫女王の真実-「イヒトヨ」王の物語より-
Ⅲ 古代社会のジェンダー編成
一 女丁の意義-律令国家支配と女性労働-
補論 造酒司出土女性名小型木簡の再検討
二 村と宮廷の「刀自」たち
Ⅳ 系譜論と女帝論の接点
一 系譜様式論からみた大王と氏
二 古代は父系社会か-溝口睦子・吉川敏子両氏の批判に答えて-
結
【著者紹介】(発行当時のものです)
義江 明子(よしえ・あきこ)
1948年大阪府生まれ
東京教育大学文学部史学科卒業
東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了
博士(文学)
帝京大学名誉教授
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