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平安時代、貴族の間で盛んだった和歌は文化的素養としてだけではなく、漢詩や管弦と並び宮廷儀礼として政治的役割をも担い、その後様々な分野・社会に影響をもたらした。このような広がりを見せた和歌のちからを歴史学の視点より解明する。
【目次】
I.国文学と歴史学 これからの共同研究
・共同研究の可能性 歴史学への提言と国文学の課題(松村雄二)
・共同研究の可能性 国文学への提言と歴史学の課題(吉岡眞之)
II.フォーラム「和歌と貴族の世界」
・王朝和歌の転移―古今集から新古今集へ―(松村雄二)
・平安時代中期の国家儀礼と和歌(吉岡眞之)
・乱世の宮廷と歌人たち―南朝を中心に―(小川剛生)
・中世儀礼における漢詩・管弦・和歌(井原今朝男)
・討論 和歌と貴族の世界(吉岡眞之・井原今朝男・小川剛生・松村雄二)
III.文学
・貴族生活と物語(川村裕子)
・十世紀半ばの和歌と時代―好忠「毎月集」・「うつほ物語」の屏風歌―(浅田徹)
・平安貴族社会と和歌―歌のちから―(平野由紀子)
・「高松宮家伝来禁裏本」の性格と意義―文学関係資料を中心に―(酒井茂幸)
IV.歴史
・古代王権と文芸―古代の漢詩・和歌とその「場」―(仁藤敦史)
・戦国社会と連歌師―牡丹花肖柏の生涯を通して―(鶴﨑裕雄)
・「高松宮家伝来禁裏本」の来歴とその資料価値―歴史資料を中心に―(小倉慈司)
・近世の天皇と学芸―「禁中並公家中諸法度」第一条に関連して―(松澤克行)
V.美術史
・『源氏物語』の漆芸意匠―寛永期における蒔絵作品を中心として―(日高薫)
・近世の服飾に見る葦手の展開(澤田和人)
あとがき(吉岡眞之)
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