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文字・絵画資料や発掘調査の成果を総合して、
中世から近世への転換期を「城」をテーマに描き出す。
さらに安土城の発掘成果や、そこから浮かび上がる信長の実像。
そして安土城以降、劇的に変化する「城」の役割を
社会や文化も交えながら総括する。

歴博フォーラムをベースにし、文字・絵図資料や発掘調査の成果を総合して、中世から近世への転換期を、「城」をテーマに描き出す。
また安土城以降劇的に変化する「城」の役割を多角的に総括する。
安土城の発掘成果も掲載。

【目次】
第１部　城から考える歴史
　鼎談・城と闘い（佐原真　千田嘉博　小島道裕）
　天下統一と城（永原慶二）
第２部　城に読む天下統一
　中世城郭の諸相（村田修三）
　安土城が語る信長の世界（木戸雅寿）
　戦国の城から近世の城へ（中井均）
　東国の戦国期城館（松岡進）
　京都から江戸へ（小島道裕）
第３部　討論－天下統一と城
　パネラー（永原慶二　村田修三　小島道裕　木戸雅寿　中井均　松岡進）
　司会（千田嘉博　高橋一樹）
第４部　城と文化
　花の御所の糸桜（小島道裕）
　簇生する戦国の城と町（永原慶二）
　「瀬波郡絵図」を読む（高橋一樹）
　信長の瓦－そのデザインとセンス（木戸雅寿）
　日本の城に葺かれた朝鮮の瓦（中井均）
　天主の成立と中世的儀礼観念の崩壊（前川要）
　江戸城前の獅子舞（橋本裕之）
第５部　城と戦い
　境目の城（松岡進）
　籠城戦の周辺（永原慶二）
　城下町の総構えの土塁について（村田修三）
　戦国期拠点城郭から安土城へ（千田嘉博）
あとがき