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律令国家が人々の交通に対してとった政策を「本貫地主義」としてとらえ、まずその具体的現れを明らかにし、その規制の下での個別的に展開した諸階層の交通実相、それを実現させた社会状況や交通施設、さらに交通実態が政策に与えた影響などを、多くの考古史料や歴史地理学などの成果も取り入れ、当時の国家・社会の実態と変化を動的に解明する。
【目次】
第1編 本貫地主義と交通検察
第1章 律令制下の交通と人民支配
第1章付論 関市令欲度関条の復原
第2章 律令制下の渡河点交通
第3章 関津道路における交通検察
第2編 橋と河川をめぐる交通と社会
第1章 古代国家と勢多橋
第2章 久米田橋と古代越前
第3章 道と川をめぐる国家と社会
第3編 古代交通の諸様相
第1章 相模国調邸と東大寺領東市庄
第2章 東大寺領北陸庄園の稲穀輸送
第3章 長屋王家木簡の舞台
第4章 日本古代の都鄙間交通
【著者紹介】(発行当時のものです)
舘野和己(たての・かずみ)
1950年東京都生まれ。
京都大学文学部卒業。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
博士(文学)。
奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部史料調査室長。
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