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海上安全の祈り、金毘羅信仰。瀬戸内の海上ミチを、文化史的推移を探り入れつつ、丸亀へと辿り、海難報賽の信仰文化集積の金毘羅を通して、その核心に迫る。
併せて現代海難への警鐘とする。
【目次】
１ 大坂湊と金毘羅船
２ 金毘羅船とその航法
３ 瀬戸内の生活と文化
４ 流し木・流し樽
５ 象頭山と丸亀・千人灯籠
６ 金ぴらミチ
7 五人百姓
8 大前参詣
9 金毘羅権現の来し方
10 金毘羅千日詣記
11 絵馬堂
12 金毘羅大祭会式
〔外篇〕
1 山頂の菖蒲
2 五人百姓拾遺
3 『金毘羅山若州より西諸国道中記』その解説
【著者紹介】（発行当時のものです）
近藤喜博（こんどう・よしひろ）
文化財保護審議会専門委員。國學院大学大学院講師。博士（文学）。
著書に『稲荷信仰』『家の神』など。
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