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本書は、いわば「平安初期漢風謳歌時代の文学」の研究ともいえるもので平安初期、漢風を謳歌した弘仁・天長期を中心として、その前後の時代時期にも言及し、国風の中に歌いあげられた漢風的要素を問題にする。
上巻は、「序説」「第一篇国風暗黒期文学のさきぶれ」から成り、平安初期国風暗黒時代すなわち漢風謳歌期文学の前駆、いわゆる上代文学の中の、「漢風」的要素を考察する。
中巻(上)は、「第二篇弘仁期の文学」<序説〉〈弘仁期以前>から成り全巻の主題とする「国風暗黒時代」(漢風謳歌時代)の時代区分を定義し、以下その中心をなす「弘仁期の文学」に至るまでの諸問題について考察する。
中巻(中)は、「第二篇弘仁期の文学」<弘仁期の韻文一>を収めたもので、弘仁勅撰第一詩集『凌雲集』の詩各々を著者独自の「よみ」によりでき得る限り叮嚀に「よみ」込み、漢風を讃美する平安初期文学の道標とする。
中巻(下)Ⅰ/Ⅱは、「第三篇弘仁・天長期の文学」<弘仁(天長)期の韻文二>を収め、第三勅撰詩集『経国集』(巻一、巻十)の注解と考察を、
下巻Ⅰは、『経国集』(巻十一)を、
下巻Ⅱは、『経国集』(巻十三)を、
下巻Ⅲは、『経国集』(巻十四)を対象に、その注解と考察を収める。
補篇は、下Ⅲまでに刊行しきれなかった、学術的に価値の高い論文を収録し、また新たに発見された『経国集』(巻二十)対策文の注釈を収録する。
【著者紹介】(発行当時のものです)
小島憲之(こじま・のりゆき)
1913年生まれ。
大阪市立大学名誉教授。
1998年逝去。
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