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国木田独歩論
叢書 日本の近代作家3
滝藤 満義 著
四六判 422頁
1986年発行
定価
3,850 円 (本体3,500 円+税)
ISBN 978-4-8273-0553-1
発売日 1986/06
品切れ
独歩が青年期にかかえてしまった「シンセリティー」という問題、それはまさに人が近代人になるための不可避の関門であった。
明治の閉塞体制の中で、独歩がこの問題を、自らの生き方ならびにその文学において、どのように追究して行ったのか、藤村や花袋ら同世代の作家らの「誠実」との出会いのありようをも視野の片端に入れつつ、詳細に検討する。
【目次】
Ⅰ
シンセリティー論 Ⅰ-「欺かざるの記」起筆前後-
シンセリティー論 Ⅱ-文学者独歩の成立-
Ⅱ
二つの「たき火」
「武蔵野」と「源おぢ」
小民たちの孤影
喫驚(びっくり)したいということ
様々な帰郷
自助的人間像への哀別
「春の鳥」の夢
「竹の木戸」周辺
Ⅲ
独歩と自然主義-田山花袋にふれて-
藤村と独歩-藤村における「誠実」の問題-
【著者紹介】(発行当時のものです)
滝藤満義(たきとう・みつよし)
1944年愛知県生まれ。
名古屋大学文学部卒業。
東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。
横浜国立大学助教授。
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