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万葉集の研究は近来ますます盛んである。
本書は、学界第一線に活躍中の執筆者が、紙数の制限を受けず、テーマに縛られることなく、十分に驥足をのばし、心ゆくまで意を尽した、現万葉学の進歩に資する鋭利な各新稿論文を収める。
毎年1回発行予定
【目次】
『万葉集』における「蟋蟀」の訓義-「こほろぎ」「きりぎりす」「はたおりめ」考-(山口佳紀)
準独立的要素と情態的語基(蜂矢真郷)
上代ケリの諸相(野村剛史)
副助詞の形成-「に」を有する一群-(小柳智一)
〈百済=倭〉漢字文化圏-音仮字表記を中心に-(瀬間正之)
徐庾体と『万葉集』(安藤信廣)
古代における天皇神格化の真相-文武天皇即位宣命をめぐって-(品田悦一)
授刀寮散禁の歌-万葉集巻六の論として-(松田 聡)
『萬葉集』巻二十試論(鉄野昌弘)
【監修者・編者・執筆者紹介】(発行当時のものです)
芳賀紀雄(はが・のりお)筑波大学名誉教授
鉄野昌弘(てつの・まさひろ)東京大学大学院人文社会系研究科教授
奥村和美(おくむら・かずみ)奈良女子大学研究院人文科学系教授
山口佳紀(やまぐち・よしのり)聖心女子大学名誉教授
蜂矢真郷(はちや・まさと)大阪大学名誉教授
野村剛史(のむら・たかし)東京大学名誉教授
小柳智一(こやなき゜・ともかず)聖心女子大学現代教養学部教授
瀬間正之(せま・まさゆき)上智大学文学部教授
安藤信廣(あんどう・のぶひろ)東京女子大学名誉教授
品田悦一(しなだ・よしかず)東京大学大学院総合文化研究科教授
松田聡(まつだ・さとし)岡山大学大学院教育学研究科准教授
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