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万葉集の研究は近来ますます盛んである。
本書は、学界第一線に活躍中の執筆者が、紙数の制限を受けず、テーマに縛られることなく、十分に驥足をのばし、心ゆくまで意を尽した、現万葉学の進歩に資する鋭利な各新稿論文を収める。
毎年1回発行予定
【目次】
ことばを移す、ことばに写す(奥村悦三)
『古事記』序文の形式・構造・論理(矢嶋 泉)
万葉集「なへに」の表現性-人麻呂「泣血哀慟歌」に触れて-(大浦誠士)
古代の暦日表記と『万葉集』(西澤一光)
「御食つ国」の再検討と荷札木簡(舘野和己)
桂様切(栂尾類切)万葉集の再検討(田中大士)
『萬葉集』長歌の受容-藤原定家の場合-(奥村和美)
少国民の萬葉集-戦争下の児童書における『萬葉集』の受容〈戦争と萬葉集〉-(小松(小川)靖彦)
序歌の方法-否定を含む表現をめぐって-(平舘英子)
【監修者・編者・執筆者紹介】(発行当時のものです)
芳賀紀雄(はが・のりお)筑波大学名誉教授
鉄野昌弘(てつの・まさひろ)東京大学大学院人文社会系研究科教授
奥村和美(おくむら・かずみ)奈良女子大学研究院人文科学系教授
奥村悦三(おくむら・えつぞう)奈良女子大学名誉教授
矢嶋泉(やじま・いづみ)青山学院大学教授
大浦誠士(おおうら・せいじ)専修大学文学部教授
西澤一光(にしざわ・かずみつ)新潟経営大学准教授
舘野和己(たての・かずみ)奈良女子大学特任教授・大阪府立近つ博物館館長
田中大士(たなか・ひろし)日本女子大学文学部教授
小松(小川)靖彦(こまつ(おがわ)・やすひこ)青山学院大学文学部教授
平舘英子(たいらだて・えいこ)日本女子大学名誉教授
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