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本書は二部24章で構成され、万葉集の編纂への関心を根底に据えて個々の作品・事象に密着し、大伴家持がいかに編纂に関わり、個々の作品の詠出に関係するかを考察する。
万葉集の編纂への関心を根底に据えて個々の作品・事象に密着し、大伴家持がいかに編纂に関わったか等を考察する。
【目次】
第1部 大伴家持 ―作品と人―
第1章 移りゆく時 ―家持歌における「自然」と「時間」―
第2章 大伴家持とほととぎす
第3章 大伴家持の相聞歌
第4章 大伴家持の相聞歌 ―恭仁京時代―
第5章 大伴家持の布勢水海遊覧の歌 ―景観万葉論のこころみ―
第6章 大伴家持の越中秀歌群
第7章 大伴家持と四季 ―春愁三首歌との関連において―
第8章 大伴家持と鳥 ―春愁三首歌の理解のために―
第9章 大伴家持春愁三首歌と詩経
第10章 大伴家持の「防人歌」
第2部 大伴家持 ―万葉集編纂との関わり―
第1章 万葉集の編纂と大伴家持 ―三先人の見解とその検討―
第2章 編纂研究の視点から家持を考える
第3章 大伴家持の譬喩歌 ―巻三「譬喩歌」部所収の三首について―
第4章 湯原王・娘子歌群と大伴家持 ―万葉集後期の贈答歌―
第5章 高市黒人歌の採録と編纂 ―黒人と家持―
第6章 万葉集巻六巻末部の編纂と大伴家持
第7章 万葉集巻十五遣新羅使人歌群の編者をめぐって
第8章 平群氏女郎歌群の採録
第9章 万葉集巻十七冒頭部歌群攷
第10章 書物を紡ぐ大伴家持 ―巻十七冒頭部歌群をめぐって―
第11章 万葉集巻十七の性格
第12章 万葉集巻十九の性格 ―巻十八から巻十九へ―
第13章 万葉集巻十九から巻二十へ ―越中時代から帰京後へ―
第14章 万葉集巻二十の性格― 「移りゆく時」をめぐって―
【執筆者紹介】(発行当時のものです)
村瀬憲夫(むらせ・のりお)
1946年愛知県生まれ。
名古屋大学大学院修士課程修了
博士(文学・名古屋大学)
近畿大学名誉教授
著書に『万葉集編纂の研究-作者未詳歌巻の論-』『万葉びとのまなざし』他。
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