小 計 | 0 円 | ||
消費税 | 0 円 | ||
合 計 | 0 円 |
『菅家文草』『菅家後集』の漢詩文作品と道真の官職との関係を重視して読解し、道真の志向した生きられた記録としての歌詩作品、「史としての詩」のあり方を解明する。
【目次】
序 章
第一節 本書の目的と構成
第二節 史としての詩―詩序の拓くもの―
第一章 道真文学の生成
第一節 『菅家文草』『菅家後集』の詩体と脚韻
第二節 外交としての贈答詩
第三節 文学史の中の渤海客使
第四節 詩人の感興―讃州客中使啓進の意図―
第五節 閑客の言志―菅原道真と「逍遥遊」―
第六節 「逍遥遊」の文学史
第二章 菅原道真と宇多天皇
第一節 君臣唱和の理想―寛平の治の始発―
第二節 菅原道真と神仙思想―源能有五十賀屏風画詩をめぐって―
第三節 宇多天皇の風雅―雲林院子日行幸をめぐって―
第四節 朱雀院の道真
第三章 道真文学の行くえ
第一節 『菅家後集』の世界―『白氏文集』を対称軸として―
第二節 『菅家後集』の成立
第三節 『菅家後集』の発見
第四節 菅原道真と北野天満宮
第四章 菅原道真と『三代実録』―紀伝道の成果―
第一節 天安二年文徳天皇喪葬記事の「隠微」
第二節 貞観二年朔旦冬至における「経」と「術」と
第三節 史書における注釈の方法(一)―助字「所謂」の機能―
第四節 史書における注釈の方法(二)―助字「先是」の機能―
【著者紹介】(発行当時のものです)
谷口孝介(たにぐち・こうすけ)
1958年大阪府生まれ。
同志社大学文学部卒業。
同志社大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。博士(文学)。
筑波大学大学院人文科学研究科講師。
Copyright 1994 Hanawashobo CO.LTD, All Rights Reserved.