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1976年発行清輔の主著『袋草紙』は、平安末期、考証学的な六条藤家の柱石として歌学史上注目すべき歌学書であるが、相当に難解なためその注釈が待たれていた。
本書は国立国会図書館蔵本を底本とし、七諸本による本文を校訂、通釈、語釈、補説にわたり諸方面から総合的に論述した、四氏の数年にわたる論講による研究成果。
下巻に解題・索引を付す。
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