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万葉東歌の世界

加藤　静雄　著

新書判　216頁

2000年発行

定価 1,210 円 (本体1,100 円+税)

ISBN 978-4-8273-4076-1

発売日 2000/06

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はなわ新書76

東歌に秘められた
万葉人の活力！

都から遥か離れた東国は、都の人々にとっては「異郷」であった。
そこには東国の健康な人間性溢れる生活があり、その人々の息吹の歌があった。
その歌声を言葉のニュアンスのひだに読み取るとともに、東国の民衆・豪族層そして東国に赴任した中央官人たちの歌の実態と生活を探る。著者四十年の東歌研究の結実の書。
〈美夫君志リブレ〉

【目次】
Ⅰ　東歌を読む
　１　東歌の愛の歌
　２　性を歌う
　３　人妻を歌う
Ⅱ　東歌の諸相
　１　筑波山の歌
　２　四首構成の歌
　３　人目人言
　４　母と娘
　５　防人歌
　６　東国の野の生き物
Ⅲ　東歌から万葉集巻十四へ
　１　東歌の枕詞のこと
　２　東国文化の重要性
　３　東歌を記録する

【著者紹介】（発行当時のものです）
加藤静雄（かとう・しずお）
1931年愛知県生まれ。
愛知学芸大学卒業。
同朋大学文学部教授・中京大学大学院講師。

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