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萬葉集研究において重要な漢語考証を進めて訓読の課題を明らかにし、また巻十七以降の題詞左注に用いられた漢語を多数詳察し、本文批判と漢語考証との関連性を考究する。
【目次】
はじめに 萬葉集と漢語、本文批判へ ―本書公刊の意義―
第一部 萬葉集漢語考証の試み ―訓読の課題―
第一章 「佞人」とネヂケビト
第二章 「彷徨」「徘徊」とタチモトホル・タチヤスラフ・タタズム
第三章 「乍」とツツ
第四章 「歔欷」とナゲク・ススリナク
第五章 「猶豫」とタユタフ・タメラフ
第六章 「蔵」とヲサム・ツム・カクル・コモル
第二部 萬葉集漢語考証の展開 ―漢語表記の問題―
第一章 「蠲」「瑩」「枉疾」「乗興」「策杖」
第二章 「遊覧」「教喩」「胡馬」
第三章 「恰似」「起居」「隠蔵」
第四章 「尋常」
第五章 「無常」「駱驛」「衆諸」「解心」および軍楽描写
第六章 「要言」「准擬」「飄蕩」「非時」
第七章 「煙霞」「舒錦」「放蕩」「贈貽」
第三部 萬葉集漢語考証の課題 ―本文批判の一方法として―
第一章 「阿」字と「挙声」「揚声」
第二章 「心哀」「叩々」(付 「慇懃」「惻隠」)「豫知」「死後」
第三章 「聊」「敢」
第四章 「垂恩」「蓬体」「来封」
第五章 「狭径」「看見」「妄念」「無畏」
おわりに
【執筆者紹介】(発行当時のものです)
山﨑福之(やまざき・よしゆき)
1954年兵庫県生まれ
京都大学文学研究科博士後期課程認定退学(国語学国文学専攻)
京都府立大学名誉教授
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