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古代歌謡と伝承文学
大久間喜一郎著
A5判 536頁
2001年発行
定価
13,200 円 (本体12,000 円+税)
ISBN 978-4-8273-0086-4
発売日 2001/06
品切れ
古代歌謡として今日伝承されているものは、本来は歌曲として行われてきたものであった。
本書では、『琴歌譜』を解読することによってその関連を示し、「夷振」の歌謡や道行歌謡における伝承なども追及する。
また、万葉歌が歌われた環境や古事記・日本書紀・風土記などに見える古代伝承の源流をたどり、それらの本来的な姿を解明する。
【目次】
第1部 歌曲から歌謡・和歌へ
歌謡から万葉歌へ
記紀歌謡と万葉の間
短歌形歌謡の形成
顕宗紀以後の歌謡
歌謡と物語との相関
古代類歌謡の成立
記紀歌謡の機能
夷振(夷曲)の周辺
道行詞章の論理
影媛の歌
能登国の歌三首
第2部 万葉歌の環境と伝承
万葉歌の場をめぐって
里人のわれに告げらく
人妻・隠妻の文学
万葉の物語歌
安積香山の詠とその縁起
羈旅歌のこころ
越中万葉の風土
平安以降の人麻呂
文芸性の意識
第3部 古代伝承の遡源的解釈
古代の虚飾
天界憧憬の思想
大物主神
『古事記』と民間伝承
古代王権をめぐる二・三の問題
意祁・袁祁の流浪伝承
応神天皇記の解釈とその伝承
神話・伝説の橋
吉備の黒日売伝承考
【著者紹介】(発行当時のものです)
大久間喜一郎(おおくま・きいちろう)
1917年東京都生まれ。
國學院大学文学部国文科卒業。
博士(文学)。
明治大学教授等を歴任。高岡市万葉歴史館館長。
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